資料集『動物実験のあり方を考える』


 科学上の目的のために利用される動物のあり方を考えることを目的に、動物実験の課題に関する様々な専門家が執筆した記事を収載した新たな資料集『資料集:動物実験のあり方を考える』を公表しました!

 今年は、動物実験の3Rの理念が提唱されてから60周年です。 

 3Rとは、

  • 動物実験の代替 ― Replacement
  • 動物実験の削減 ― Reduction
  • 動物実験の苦痛の軽減 ― Refinement

 です。 

 世界各国では、3Rが具体的に運用可能な施策として法令に組み込まれるという流れがあり、日本における先の動物の愛護及び管理に関する法律でも実験動物に関する課題について引き続き検討するという旨が附則に盛り込まれました。

 この資料集を読んで、動物実験を取り巻く様々な状況について知識を身に付け、そのあり方を考えるきっかけとしていただければ幸いです。 


ダウンロード
資料集_動物実験のあり方を考える_191024.pdf
PDFファイル 1.2 MB

 なお、この資料集は「動物との共生を考える連絡会」が、幅広く関係者のご意見を求めて作成したものです。

 収録してある文章、主張は、それぞれの方の立場、考えを披露していただいたものであり、「動物との共生を考える連絡会」がそれらに対してすべて同意、合意をしているものではありません。

 また、筆者同士も互いの意見に同意しているとは限りません。

 多様な考え、社会や科学の需要を認めあいつつ、実験に供される動物たちの福祉向上を願うものです。